字が汚いのを直したいと考えている大人の方もきっと多いですよね。
私も自分の字にコンプレックスを持っていたのですが、子どもが小学生になって字を書く機会が増えたことをきっかけに、「字が汚いのを直したい!」と真剣に考えるようになりました。
でも、子どもと違って大人はだいぶ書き方の癖がついているので、「本当に直せるの?」と心配になりますよね。
大丈夫です!
大人になってからでも字は直せますよ♪
具体的にどうしたら綺麗な字が書けるようになるのか、美文字になるための練習方法や上手くなるコツについて詳しく紹介していきます。
字が汚いのを直したい!大人になると字が汚くなる理由
子どもの頃はもっと綺麗に字が書けていたのに、大人になるにつれてどんどん字が汚くなってしまった…と悩んでいる方も多いと思います。
私もまさにその1人で、子どもの頃に書道を8年間習っていたのに、なぜか今は字が汚いんです。
実は大人になると字が汚くなるのには、理由があります。
- 手書きの文字を見る機会が減っている
- 文字を書く機会が減っている
- 急いで字を書くことが多い
具体的にどういうことなのか、1つずつ詳しく解説していきますね。
手書きの文字を見る機会が減っている
大人は子どもの頃に比べて、手書きの文字を見る機会が圧倒的に減っています。
例えば小学校では、文字を正しく整えて一字ずつ書き写す「書写」の時間があるので、その際にお手本となる手書きの文字を見る機会が多いです。
しかし大人はIT技術の進歩もあって、手書きの文字を見る機会がほとんどないですよね。
私もずっとパソコン仕事をしていたこともあって、デジタルフォントばかり目にしています。
デジタルフォントは、「とめ」「はね」「はらい」などの手書き文字の特徴を再現するのが難しいと言われています。
手書きの文字を見ることは、自分の字を見直す機会にもなるのですが、大人はそもそも見る機会が少ないことから、自然と字が乱れやすくなってしまうんです。
文字を書く機会が減っている
大人は手書きの文字を見る機会だけでなく、文字を書く機会もかなり減っています。
子どもの頃は学校の授業で毎日字を書く練習をしていましたが、大人になるとパソコンやスマホを使う機会が増えるので、手書きの機会が減ってしまうんですよね。
これにより、筆記の技術が衰えてしまい、字が汚くなってしまうんです。
急いで字を書くことが多い
子どもの頃は、字を綺麗に書くことに時間をかけることができましたが、大人は基本的に忙しいため、ゆっくり字を書いている暇がありません。
私も会社員時代、急いでメモを取ることが多かったです。
急いで字を書くということは、速度を優先することになるので、筆跡が乱れて文字の形が一定でなくなります。
また、急いで書くときは筆圧が不均一になりやすく、これも字が乱れる一因となってしまうんです。
字が汚いのは大人になってからでも改善できる?
字が汚いのは、大人になってからでも改善することが可能です!
大人は主に「手書きの文字を見る機会が減った」「字を書く機会が減った」ことが原因で字が汚くなるので、手書きの文字を見る機会を増やし、字を書く練習をすれば、どんどん字が綺麗になりますよ。
実は美文字が書ける人は、脳内に美文字が記憶されているからだと言われています。
子どもの頃は綺麗なお手本の字を見て書く練習をするので、脳内に美文字が記憶されている状態なのですが、大人になるにつれ、その記憶はどんどん薄れていきます。
その結果、自己流の文字が脳内に記憶されてしまい、汚い文字になってしまうと言われているんです。
そもそも脳内にインプットされている文字の形が整っていることと、筆圧の調整や線を真っ直ぐ引くようなアウトプット能力が両方ないと綺麗な字を書くのって難しい。
— 吃木研二 (@domoki_kenji) October 14, 2020
美文字を書くためには、まず脳内にお手本となる美文字を記憶する必要があります。
そうじゃないと、いくら練習しても自己流の字になってしまうからです。
だからまずは、美文字のインプットが必要。
そのインプットした美文字の映像をもとに練習を繰り返すことで、美文字が書けるようになりますよ。
ただし、自分が書いた字を客観的に見ることはとても難しいので、できれば添削を受けながら練習を進めるのが効率的です!
私もできるだけ短期間で美文字を目指したかったので、ボールペン字講座を受けることにしました。
字を綺麗に書くための練習方法や上手くなるコツ
では、具体的にどのように練習をしていけばいいのか、字を綺麗に書くための練習方法や上手くなるコツを紹介していきます。
- 綺麗な字を模倣する
- 継続的に練習をする
- 筆圧を調整する
- 筆順を確認する
- リラックスして字を書く
1つずつ詳しく解説していきますね。
綺麗な字を模倣する
字の練習をするときは、模範となる字を見つけ、模倣するようにしてください。
これは脳内に美文字を記憶する目的もありますが、綺麗な字を模倣することで自分の字と比較できるので、どの部分が改善が必要なのかを視覚的に確認することができます。
今はネットで検索すれば、綺麗な字の見本をいつでも見ることができます。
印刷して模倣することから始めても良いかもしれないですね!
継続的に練習をする
字を書くときの癖は、短期間の練習では結果が出ないことも多いです。
そのため、毎日少しずつ練習を積み重ねることが大事になってきます。
特にゆっくりと文字を書くことを意識して、練習をしてくださいね。
続けていくうちに、きっと字が改善していくはずですよ。
でも1人で継続するのは意外と難しいので、継続しやすい環境に敢えて身を置くのも手です!
例えばボールペン字講座なら、受講期間があって添削も受けられるので、継続しやすい環境が整っています♪
筆圧を調整する
文字全体のバランスをとるためには、筆圧のバランスをとることが大切です。
筆圧のコントロールは毎日の練習が必要なので、毎日少しずつ練習してみてください。
まずは自分の筆圧の傾向を知ることから始めましょう。
文字を書くときにどの部分で筆圧が強くなり、どの部分で筆圧が弱くなるか、1度観察してみてください。
筆圧が強すぎる部分は弱め、筆圧が弱すぎる部分は強めるよう意識して練習すると良いですよ。
これにより、文字全体の筆圧のバランスを整えることができます!
筆圧が不均一だと、字の形が不規則になり見た目が乱れるので、練習をするときは筆圧を意識してくださいね。
筆順を確認する
正しい筆順で書くことも、きれいな字を書くためには重要です!
筆順が間違っていると字のバランスが崩れるので、見た目が乱れてしまいます。
筆順で変わる字の形「必」
— 恵美 (@emiemi815books) July 18, 2020
日本の公用筆順は右上ですが、他の代表的なものを挙げてみました。
筆順が変わると字の形が変わります。
中国や韓国の印刷物では左下を見かけますが、日本では見慣れませんね。
見慣れている字は、綺麗な字と認識されやすいです。
ゆえに筆順を直すと字の上達になります。 pic.twitter.com/yDIOmF8CV3
字の練習をするときは、筆順のルールを確認し、それに従って書くことを心掛けましょう。
リラックスして字を書く
ストレスや疲労は字が乱れる一因となるので、リラックスした状態で字を書くことも大切です。
筆圧を一定に保つことができますし、字の形が安定します。
また、リラックスしていると集中力が向上するので、細部まで意識して字が書けることから、字が綺麗になりますよ。
字が汚いのを直したいまとめ
字が汚いのを直したいと考えている大人の方に向けて、字が汚くなる理由やおすすめの練習方法を紹介しました。
大人になってからでも字を綺麗にすることは可能です!
まずは脳内に美文字を記憶し、それをもとに繰り返し練習することで、字が上達していきますよ。
最初は独学で始めてもOKですが、短期間で字が上手くなりたいなら、お金はかかりますがボールペン字講座を受けるのがおすすめです。
しっかり学べるうえにプロに添削してもらえるので、どんどん字が上手くなっていくのが分かって楽しく練習ができます!
楽しく学べると、継続もしやすいですよね♪
逆に独学は費用は抑えられますが、時間をかけている割に成長スピードが遅いので、楽しくなくて長続きできませんでした。
私は自分の実体験から、独学はおすすめできません。
その理由は、以下の記事にまとめているのでよかったら読んでくださいね!
「ゆっくりでもいい。何年かかってもOK」という方は、独学でももちろんOKです♪
でも忙しくて時間がない大人の方には、効率良く学べるボールペン字講座がおすすめですよ。
字が汚いコンプレックスから解放されるなら、安い買い物だと思います♪